「その機能なら、うちの商品にもついてますよ」
「うちでも一回、見積もりさせて下さい」
こんにちは!展示会営業コンサルタントのきよなが けんいちです。
きよながは、仕事柄、色々な営業マンと同行します。
するとよく、こういうセリフを聞くんです。
「うちもぜひコンペに参加させて下さい」
「展示会ではうちのブースにもお越し下さい」
顧客との会話で、「うちも」と自然に口をついて出てくる営業マンは結構多いですね。
きよながはこれを「うちもトーク」と呼んでいます。
「うちもトーク」が営業マンに染みついている会社は要注意です。
競合他社と差別化ができず、その他大勢の一社になっている危険性が高いからです。
その言葉を発する人の意図にかかわらず、「うちも」という表現は、自社の商品やサービス、
提案が競合と同格だと暗示していることになります。
営業の場面で競合と同じだというアピールは完全に逆効果です。
他社と同じであることを理由に選ぶ顧客はいません。
顧客に伝えるべきは、「うちも」ではなく、「うちは」です。競合との違いを強調してこそ、顧客は自社の存在を認め、検討のテーブルに載せてくれるのです。
「当社のサービスは
累計○○社に利用されています。だから~」
「うちは
○○の機能が付いていません。なぜなら~」
たとえばこう表現すると、顧客は「おやっ」と思い、話を聞いてくれます。
あなたの会社の営業マンは「うちは」と顧客に伝えていますか?
「うちは」と伝えられることが創って営業マンに示すことこそが、
経営者であるあなたの仕事です。