こんにちは。
展示会営業(R)コンサルタントの清永です。
今回の「イケてるブース突撃インタビュー」は、株式会社マックエイトさまです。
展示会では、商品のスペックや性能をアピールしてもなかなか伝わりません。
しかし、電子機器や基盤などの固い商材、むずかしい商材のブースほど、ついスペックを訴求してしまう傾向にあります。
これでは、残念ながら成果は出ません。
では、どうすればよいのでしょうか?
それは、
1.ブースキャッチコピーで立ち止らせて、
2.とっつきやすい体験アトラクションで対話して、
3.その上で、商材の強みや特徴をアピールする
という流れをつくることが重要です。
この時に、実はポイントがあります。
それは、この3ステップをブーススタッフ全員が共有する、ということです。
ブーススタッフがこのステップを共有していないと、結局は、固い商材をむずかしくアピールしてしまうことになってしまうのです。
そうならないためにどうすればよいのでしょうか?
それは、『展示会の学園祭効果を活用する』ということです。
具体的には、体験アトラクションの設備や装置などを自社の社員で自作します。
自作する中で、会話がはずみます。日ごろあまり会話しない他部門の人たちの
対話も生まれるでしょう。
このようにして、社内の一体感を高めていくのです。
これらを上手くやっているブースが、幕張メッセで開催されたシーテックにありましたので
突撃インタビューしてきました。
続きは動画でご覧ください。
展示会の学園祭効果を活かして社内の一体感を高める方法とは?
(動画内の会話をテキストでも紹介しています)
展示会営業®コンサルタントの清永健一です。
今日は、幕張メッセのCEATECに来ています。
見ていると、なんか面白いブースが・・・ぐるぐる何かが回っているんです。行ってみようと思います。
「ご自由にお取りください」って書いてあるので、
手に取って見ようと思います。
はい!こちらは基盤に使われている部品でして、
様々な用途に合わせて使われているんです。
なるほどです。
これもそうですか?
(別のものを取る)
なるほどです!
それでね!
「固い感じ、難しい感じの商材なのですが、
ブースがめちゃくちゃ面白いですね!
たとえば、このブースキャッチコピー
「変な部品を作ってる会社です!」
おもしろいですね~。これ、どういう意味なのですか?
「他にはない!」ってことですよね。
当社独自でしかやっていないもの、という意味を込めています。
変という言葉ですけれど、個性的というか・・・
いい意味で「変」ということですよね。
ぼくもこの「変」というワードで
思わず目を引かれてしまいましたもん。
そうですね!
キャッチコピーとしてはインパクトが高いと思います。
ここにも何か面白いものがありますね!
これは何なんですか?
これは、いつも来場者さんにやってもらっているんですが、
こんな風にココにカードを入れる、(装置の差込口にカードを入れる)と、プレゼントがもらえるんです。
あっ!今何か出てきましたね!
やってみていいですか?
カードを差すと、あっ!出ていましたね!
うれしい
いいですねぇ~。
この装置が御社の商材なのですか?
いえ、これは売りものというわけではないのですが、
せっかく展示会に出るので、「みんなでつくろう!」ということで
学園祭みたいにつくったんです。
はい!勉強も兼ねて作りました。
実際に自分たちで作らないとどういう部品かということも
わかりませんしね。
そうですね。
やはり、来場者さんはこちら(ブースの右側)から
来るので、キャッチコピーに目を止めてくれる人が多いです。
なるほどですね!
あと2日がんばってください!
応援しています!
とても面白かったですね。
ちょっとまとめてみたいと思います。
まずは、なんと言ってもブースキャッチコピーですよね。
「変な部品を作っている会社です」
「変」という一見するとマイナスイメージのある言葉を
使うことで、来場者にインパクトを与える、という点がとても面白いなぁと思いました。
次に、このぐるぐるまわる装置ですね。回っているだけで、目を引きますし、近づくと、「ご自由にお取りください」と書いてあるから取りますよね。で、この包装も面白くて、ガチャガチャのカプセルみたいなキャッチーな包装なんだけど、空けてみると、めちゃくちゃ無骨な骨太な部品が入っているというね。面白いです。
それと、最後に、この装置、これを展示会を迎えるにあたって社員さんで作ったということなんです。これは、展示会の準備を社内の一体感を高めるために活用したよい例だと思いました。
随所に工夫を凝らしておられます。まず、立ち止まって手に取ってもらわないと良さが伝わらない、ということをよくお分かりになったブースだなぁと感じました。普通だと、「この部品の素材はこうであ~で、そうで・・・」とその性能、スペックを知りたくなるんだと思うんですけど、そうではなくて、まず、来てもらう、立ち寄ってもらう、ということをよく考えられたブースだったと思います。
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